小湊敬老感謝の集い

奄美看護福祉専門学校の学生らが舞台発表などで地域の高齢者をもてなした

ステージや料理でおもてなし
学生ら学科ごとの特色生かす

 奄美看護福祉専門学校は7日、奄美市名瀬小湊の同校で地域の高齢者を招待し、第21回「小湊敬老感謝の集い」を開いた。健康チェックやハンドマッサージなどで高齢者をねぎらい、ステージ発表、料理などでもてなした。

 感謝の集いは地域の高齢者に感謝の気持ちを伝え、親睦を深める目的で、「敬老の日」にちなみ毎年行われているもの。今回は小湊地区の高齢者約120人を学生が招待し、来場を呼び掛けていた。

 この日会場に集まった高齢者は約30人。看護学科の学生らが健康チェックをし、こども・かいご福祉学科はハンドマッサージを施すなど、学科ごとの特色を生かして対応した。

 舞台発表では学生らが手話コーラス、エイサーなどを披露したほか、じゃんけん大会や島クイズなどで盛り上げた。高齢者とともにテーブルを囲み、料理を食べながら歓談もした。また、古見方へき地保育所の園児のお遊戯、小湊八月踊り保存会などによる八月踊りなどもあり、最後は六調で締めくくった。

 こども・かいご福祉学科1年の新原拓也さん(20)は「今回深まった交流を大切にし、実習などでも生かしたい」。招待を受け参加した高山好和さん(77)は「地元の人を招待し、催しごとをしてくれるのは本当にありがたい。こういった場で若い人と話が出来るのを楽しみにしている」と笑顔だった。