関東古仁屋町会総会・懇親会

ソロの他に「急造トリオ」での演奏で会場をにぎわせた、左から元田優香さん、久原卓也さん、深田譲さん

島文化伝承の会には30人が登録しているという、マイクを持っているのが会長の露崎博子さん

故郷思い笑顔あふれる

 【東京】関東古仁屋町会(福原修会長)はこのほど、北区の赤羽会館で第66回総会・懇親会を開いた。多くの出身者でにぎわい懇親会では、唄や踊りを堪能。ビンゴゲームでは、番号が付けられた集落名が呼び出されるたびに歓声が上がった。故郷を思い出しながら、参加者らは会場のあちこちに笑顔の花を咲かせていた。

 林敏雄さんの司会で郷土遥拝・物故者への黙祷などの後、あいさつした福原会長は「平成最後の古仁屋町会を存分に楽しんでほしい」と笑顔で語りながら、「会の運営をよりよくするために、役員に立候補してほしい」。そう呼び掛けた。

 また、東京瀬戸内会・山田幸一郎会長が来賓としてあいさつ。「元号が変わる来年5月3日に、『30分で島が分かる』をテーマに東京瀬戸内会を開催するので、ぜひ参加してほしい」と語った。

 会務・会計報告などが順調に終わり、下田龍一幹事長の司会、加計呂麻会・喜入寛治会長の乾杯で第二部の懇親会がスタート。元田優香さん、久原卓也さん、深田譲さんらが舞台で自慢の演奏や歌を披露した。

 「島文化伝承の会」は、露崎博子会長ら十数人が日頃の練習の成果を披露。「だれでもウタアシビができるように、シマ唄を広げていきたい」(露崎会長)と活動している。

 また、田中建司さんは、二胡で大河ドラマ「西郷どん」の曲などで拍手を浴びていた。自分で選んだ集落をマス目に埋めて完成させたビンゴゲームや、シマグチでのラジオ体操で「古仁屋」色に染まった会場は、六調、万歳三唱で宴を終えた。