早くも「龍の目」出現

観光名所のかがんばなトンネルで「龍の目」が早くも出現(14日午後6時22分西康範さん撮影)

龍郷町かがんばなトンネル
天候条件に恵まれる

 龍郷町の観光名所に挙げられる円集落のかがんばなトンネルの夕日(龍の目・ドラゴンアイ)が、同集落の海岸沿いで観察できる。天候条件に恵まれた14日、奄美市名瀬の西康範さんが見頃より少し早い光景を撮影した。

 トンネルに夕日が通過する現象が確認されるのは、同集落の県道沿いにあるかがんばなトンネル(全長29㍍)。奄美で最短で、春分の日や秋分の日前後の期間に観察できるという。

 県大島支庁はホームページ上で今年の秋分の日前後の見頃について、「期間=9月25日頃~10月15日頃まで。時間は午後5時53分~同6時16分頃まで」と案内している。観察ポイントとして、同集落から安木屋場集落方向に約370㍍付近に県が展望所を設置。その周辺での観察を勧めている。

 撮影した西さんは、「県の情報も確認していたが、今回の撮影予定を決めていたので撮影に挑戦した。水平線近くは雲があり、撮影後に夕日は雲に隠れてしまった」と撮影状況を説明。「龍の目の見頃には少し早いためか、撮影していたのは数人だった。連休に入るので、今後は撮影など多くの人でにぎわうかもしれない」と話した。