秋の交通安全運動出発式 徳之島地区

徳之島町亀津の藤田徳重さん(93、写真手前)ら電動車いす隊もパレードに協力=20日夕、徳之島署前

93歳頂点に
電動車いす隊も初参加

 【徳之島】21日から始まる秋の全国交通安全運動の徳之島地区の出発式が20日夕、徳之島署駐車場であった。電動車いすを利用している高齢者たちを含め関係者約百人が参加。吹奏楽演奏でムードを高め情勢報告や「交通安全宣言」、啓発パレードで運動に入った。

 同運動は「子どもと高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」や、鹿児島スローガンに「ルールとマナー乗せて走ろう秋の道」などを掲げ30日まで行われる。

 同地区出発式には、徳之島町高齢者クラブ連絡協議会の亀津地区会員の藤田徳重さん(93)ら電動車いす利用者9人も初参加。県吹奏楽コンクールで金賞に輝いた亀津中吹奏楽部の演奏で開式。地区交通安全協会の青年部長を約20年間務めた徳之島町の茂岡勇次さん(54)に感謝状を贈呈した。

 津曲博之署長によると、管内における8月末現在の交通事故発生件数は計21件(前年同期比5件減)、うち死者2人(1人増)、負傷者20人(6人減)。死者は、先月31日に徳之島町県道で軽乗用車にはねられその後死亡した統計外(24時間以降死亡)の高校生(18)を含めると「実質的な交通事故死者は3人。痛ましい限り」と憂慮。傾向として「若者が加害者・被害者になる事故が増加。自治体や各種団体が連携した総合的な取り組みが必要」と要請した。

 西松文良地区交通安全協会長あいさつに続き、地区交通安全管理協議会青年部員の奥山隆志さんが「交通安全宣言」文を朗読。そして「よんぐわ はしらで(ゆっくり走ろう)」や「飲酒運転根絶」など啓発のぼりを掲げた電動車いす隊の歩道パレードに続き、警察車両や青パト隊を見送った。