関東西古見会総会・懇親会

関東西古見会総会・懇親会

大盛り上がりの会に満足そうな茂雄次幹事長(左)と、松元隆史会長(右)


アットホームな総会・懇親会に華を添える牧岡奈美さんと東郷さやかさんの唄に、踊り出す参加者たち

和やかな雰囲気で開会

 【東京】関東西古見会(松元隆史会長)はこのほど、杉並区の「RYOMA(りょうま)東高円寺店」で第56回総会・懇親会を開いた。家庭的な雰囲気漂う店には約40人が集い、唄者の牧岡奈美さんと後輩の東郷さやかさんもゲストで訪れ、店自慢の島の料理と黒糖焼酎などを楽しんでいた。

 池畑富義副会長の開会宣言で始まった会は、郷土遙拝・カツオ漁船遭難者への黙とうに続いて松元会長があいさつ。「三連立神を見に西古見には、観光客が増えている。それをもっと増やしていけるよう、東京からもっと会員を増やしていきたい。島の2世3世が集まって、『ゆらたぃ語れば懐(かな)しゃ』の言葉通りに語り合っていければ、なおいいことです」と、笑顔で述べた。

 島の様子が分かる映像や唄が店内に流れる中、茂雄次幹事長が小気味よく議事を進行。関東管鈍・花天会の加藤宜卓会長、関東古志会・伊藤文一会長ら来賓が紹介された。

 金子万寿夫衆院議員からは「日頃より、『結の精神』で故郷の活性化に尽力いただいており感謝している」と始まり、「関東西古見会の限りない発展と健康を祈る」と結ばれたレタックスが幹事長によって丁寧に紹介されると、参加者からは温かい拍手が沸き起こっていた。

 和気あいあいとした雰囲気のまま、懇親会に突入。牧岡さんは、安田民謡教室の後輩・東郷さんと共に三味線を手にして、オリジナルの「南ぬ風」や「島のブルース」のほか、シマ唄などを披露。「晴れた日には、東シナ海を挟んで徳之島がきれいに見える」という故郷の光景を思い出すかのように、参加者たちは和やかな表情で、体を揺らしていた。