「花の島沖永良部フラワースクール」

「花の島沖永良部フラワースクール」

支部のメンバーに教えてもらいながら球根を植え付ける児童ら=知名町=

 
花を飾ることから始めて
田皆小3・4年生参加
JAあまみ青壮年部知名支部・女性部

 

 【沖永良部】JAあまみ青壮年部知名支部・女性部による「花の島沖永良部フラワースクール」が17日、知名町立田皆小学校(花峯哲則校長 児童数37人)であった。3・4年生の児童13人が参加。島で栽培する花の種類などを学んだ後、球根の植え付けを楽しんだ。

 今年8月、同支部は町とJAあまみ知名事業本部との間で「食育」および「花育」に関する連携協定を締結。子ども達が花に親しんでもらうきっかけとしてフラワースクールを開催した。先週は、同町の住吉小と上城小でも行った。今回、同支部のメンバーら5人が学校を訪れ、講師を務めた。

 座学では、地元で栽培されている花の種類や特徴を紹介。「テッポウユリはかごしまブランドに指定されている」「ソリダゴは日本の中でも沖永良部が初めて栽培した」などと説明し、児童からは「グラジオラスの花の色は何種類あるのか」との質問が出た。

 この日は、テッポウユリとグラジオラス、フリージアの球根を準備。子ども達は「(球根は)どっちを上に向けるの?」「どれくらい深く植えたらいい?」などと講師に質問しながら、プランターに植え付けていった。

 同小3年の山田博志さん(9)は「家で球根の植付けを手伝ったことがあるけど、今日は初めて見る花の球根もあった。きれいに咲いてほしい」と話した。

 同支部の武元直人支部長は「まずは、花を飾ることから始めて欲しい。花に興味を持ち、将来は花農家になってもらえれば」と話した。