知名町で第31回日本鍾乳洞サミット

知名町で第31回日本鍾乳洞サミット

昇竜洞で開催されたオープニングセレモニーの様子=知名町住吉=

 

地域観光の核に
9自治体参加、洞窟内でオープニングセレモニー

 【沖永良部】鹿児島県指定の天然記念物「昇竜洞」がある知名町で18日、「第31回日本鍾乳洞サミットinちな」(日本観光鍾乳洞協会、同町主催)が開催された。「次の時代へバトンパス!わがまち、わがむら鍾乳洞自慢」をテーマに、鍾乳洞観光の活性化について意見を交わした。

 龍泉洞(岩手県岩泉町)やあぶくま洞(福島県田村市)など日本観光鍾乳洞協会に加盟する全9自治体の首長や観光協会長ら約80人が参加した。サミットは、鍾乳洞を地域観光の核として活用する方法を考えようと加盟自治体が持ち回りで毎年開催している。

 プレゼンテーションでは、各鍾乳洞の特徴や現状を担当者が説明。飛騨大鍾乳洞(岐阜県高山市)は「昨年3月に『恋人の聖地』に選定され、カップルの集客促進に努めている」。秋芳洞(山口県美祢市)は「洞内の疑似体験ができるバーチャルリアリティ(VR)を導入した。さらに、カラーLEDと音を使ったイベントを今年初めて実施する」と述べた。

 また、4か国語(日本語・英語・韓国語・中国語)に対応した洞内アプリや、オリジナルキャラクターを使った商品開発(Tシャツ・トートバッグ)なども紹介された。

 協会で取り組む共同プロジェクトとして▽ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を活用したフォトコンテストの開催▽インバウンド観光に対応した多言語ガイドブックの増刷▽「鍾乳洞九選限定」の共通商品の開発―などのアイデアが挙がった。

 沖永良部昇竜洞観光社の朝戸直樹代表取締役が共同宣言を行い「平成最後のサミット開催を期に、会員相互の連携と協調の絆をこれまで以上に強めよう」と呼び掛けた。
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 この日は、同町住吉の「昇竜洞」でオープニングセレモニーを開催。洞内に舞台が設けられ、役場職員が祝舞と民謡を披露して参加者を出迎えた。

 その後、洞内の案内とおきのえらぶ島観光協会が入る同町産業クラスター拠点施設「エラブココ」の視察も行われた。

 第24回日本観光鍾乳洞協会総会(会場・知名町フローラル館)では、昨年度事業報告や今年度事業計画など4議案を承認した。

 次回サミットは、飛騨大鍾乳洞(岐阜県高山市)で開催される。