自衛隊喜界入り調査へ

爆発により半壊した木造平屋建ての倉庫(喜界町提供)

爆発から一夜 周辺道路通行止め続く

 喜界町湾の倉庫付近で発生した爆発を受け、同町は19日も周辺道路の通行止めを続けている。26日には自衛隊が喜界島入りし、爆発原因の調査などを行う予定となっている。

 同町によると、爆発があったのは18日午後2時10分ごろ。爆発により付近の木造平屋建ての倉庫(96平方㍍)が半壊した。地面には直径約9㍍、深さ約3㍍の穴が開いた。原因は未だ不明だが、太平洋戦争中の不発弾によるものという可能性があるとみられている。

 半壊した倉庫は60代男性の所有物。倉庫内には軽トラックや農耕用のトラクターが置いてあり、爆発により軽トラックが穴に落ちるなどした。敷地内の住宅には男性とその妻が住んでいたが、2人を含めけが人、その他の建物被害などはなかった。

 町からの連絡を受けた県警は、自衛隊に調査を依頼。26日に陸上自衛隊西部方面隊第104不発弾処理隊が現地入りを予定している。同町は19日、周辺住民などに対し、通行規制解除が26日ごろになるなどと説明したという。

 同町湾では今年6月12日(同27日処理済み)と7月20日(11月処理予定)にも不発弾が発見されている。発見場所はともに今回の爆発現場からは直線距離で2㌔程度離れている。