マコモ祭り、にぎわう

大勢の来場者でにぎわった「マコモ祭り」会場。フードブースで品定めする買い物客ら

さまざまな製品を販売
龍郷町秋名・幾里

 「マコモ祭り2018」(藤井菊美さん主催)が20日、龍郷町の秋名コミュニティーセンターで開かれた。秋名・幾里地区で栽培したマコモダケ、マコモ茶、黒米、白米などを販売したほか、マコモの葉を入れたハーブオイル(パスタ等の食べ物にかける)、マコモ葉を使った草木染め、アクセサリー、せっけんなどさまざまな製品を販売。足湯&足マッサージのコーナーもあり、家族連れら大勢の人出でにぎわった。

 昨年に続き2回目の開催。今年はフード(6店舗)、物販(4店舗)、リラクゼーション(4店舗)、ワークショップ(1店舗=マコモ染め)の4ブースを設置した。

 午前10時の開始前から買い物客が来場し、お目当てのマコモダケ販売を待っていた。だが、今年は収穫時期がずれ込んでいるらしく、マコモダケの量が少なく、早々と販売終了となった。奄美市名瀬から来たという女性は「まずはマコモダケ目当てで来たので、買えて良かった。他の店も回って楽しみたい」と話していた。

 秋名・幾里等で栽培した黒米や白米なども人気だった。黒米と白米を交ぜて炊いた「おにぎりの無料サービス」があったほか、フードブースでは試食もあり、来場者を喜ばせた。

 マコモを育てる農家によると、今年は収穫時期が少しずれ込んでいる。「今年は11月中旬ごろまで収穫ができるのではないか」と予想した。