奄美空港チャレンジショップ

来年2月末までの期間で、週替わりで民間業者等6団体が特産品などを宣伝・販売する

6団体、特産品など宣伝販売
ニーズ把握商品改善へ

 奄美空港ターミナルビル2階出発ロビー内の一角で22日から、奄美群島の特産品などを宣伝する「奄美空港チャレンジショップ」(一般社団法人あまみ大島観光物産連盟主催)が始まった。同協会が実施している事業支援採択業者や各団体が、来年2月までの期間に週替わりで、伝統工芸関連商品や農産物などを空港利用者向けに販売する。併せて、利用客のニーズの把握、商品改善などを目指す。

 同ショップに今回、群島内の民間業者、観光関連団体など6団体が参加。ターミナルビル2階の出発ロビー一角にあるスペースに、基本的に1週間単位で出店団体が変わりながら、関係商品を販売する。

 28日までの1週間に先陣を切り、龍郷町の大島紬泥染め工場の、肥後染色が出店。店内には、泥染めしてデザインされた、Tシャツ、婦人服、ストールなどの衣料品や小物雑貨類が並んだ。

 正午前の時間帯、首都圏に向かうLCC、県本土行きの航空便を利用する搭乗客らが足を止め、商品を眺めたり、手にしたりする姿が見られた。

 鹿児島市出身で、居住地の与論に帰島しようと空港を利用していた、40代女性はストールを購入。「元々泥染めの商品が好きだったが、デザインがとても気に入った」と笑顔で話した。

 来店者を接客していた、泥染め職人の山元隆広さん(43)は「多くの人が集まる場所で、このようにPRさせてもらえるのはありがたい。商品を入口に大島紬への関心を深めてもらい、また奄美に来てもらえるよう宣伝できれば」と話した。

 このほか、今回のショップには㈱ヘルシーアイランズ(徳之島)、岡山食品(同)、おきのえらぶきのこ㈱、おきのえらぶ観光物産協会、アビコムデザイン合同会社(奄美市)が参加する。