ニトリ女子一行を歓迎

ニトリ女子一行を歓迎

「スポーツ愛ランドあまぎ」今季合宿の第1陣となったニトリ女子ランニングチーム一行と歓迎の地元関係者=23日、徳之島空港

「縁起の良い島から結果を」
徳之島 今季合宿第一陣

  【徳之島】スポーツ愛ランドあまぎ」への今季スポーツ合宿の第一陣で23日、ニトリ女子ランニングチーム(東京都、倉林俊彰監督・選手4人)一行6人が徳之島入り。天城町当局や観光連盟など関係者の歓迎と激励を受け、来月の国内マラソン大会などを照準に強化合宿に入った。来月6日まで15日間を予定している。

 ニトリ女子ランニングチームは、「五輪でのメダル獲得」を最大目標にマラソンやトラックなど個人競技に重点を置き2015年に創部された。徳之島合宿は16年から始め今秋で連続3年目。今季は滞在期間を前回の2倍に延ばした。

 空港では、地元関係者らが横断幕を掲げて出迎え、花束や特産品(黒糖やマンゴージュース)を贈って歓迎。徳之島観光連盟の重田勝也会長が「徳之島は非常に縁起の良い島といわれ、合宿で多くの選手が良い成績を残している。(合宿は)自分との闘いだと思うが、大会に向けてけがをせず、結果を残してほしい」と激励。

 倉林監督(52)は「徳之島は高橋尚子さん(シドニー五輪女子マラソン金)をはじめ多くの名選手が育った場所。今年は2週間に延ばしてしっかりと強化。レースで皆さんの期待に応えたい」。照準に据えた直近のレースは来月23日の大田原マラソン(栃木県)と同25日の大阪マラソン、そして来年1月の大阪国際女子マラソン。合宿では「尚子ロード」やクロスカントリーコースを中心に走り込むという。

 天城町商工水産観光課によると、来春までの今季スポーツ合宿・キャンプは実業団陸上部を中心に約25団体(うち野球3)、実人数約500人(延べ約6100人)以上=23日現在=を見込んでいる。