DeNA 来季巻き返しへキャンプ始動

横浜DeNAベイスターズの9回目の秋季奄美キャンプがスタートした

期待するファンの姿も

 プロ野球横浜DeNAベイスターズの秋季奄美キャンプが2日、奄美市の名瀬運動公園市民球場で始まった。安全祈願する神事も行われ、選手・監督、スタッフ一同でキャンプ成功を誓い、来季の飛躍へ向けスタートを切った。

 今年で9回目のキャンプテーマは「凡事徹底」、サブスローガンはSOMERTHING MUST CHANGE! コンセプトは「もう1度高いレベルを目指さなければならない。そのためには、当たり前のことを徹底すると共に、何かを変える必要がある。その答えを奄美大島で見つけよう」だという。

 神事を終えて早速練習をスタート。ストレッチ、ショートダッシュなどのウォーミングアップ、その後ノック、走塁練習など真剣な表情のなかにも、リラックスした雰囲気で選手らは各メニューをこなしていた。

 球場にファンたちも訪れ、カメラで撮影したり、選手らの動きを目で追う姿が見られた。神奈川県平塚市から来た、会社員・枡谷創太さん(29)は母親の出身地(奄美市)への帰省も兼ね、ここ数年毎回秋季キャンプに足を運んでいる。

 入団6年目の三嶋一輝投手のファンだという枡谷さんは「今シーズンは、ケガなどで投手陣がそろわなかった。キャンプに参加している若手の投手が成長し、来季のチームを引っ張ってもらいたい」と期待していた。

 秋季キャンプは19日までで、7日と13日はオフ。例年同様に野球教室や食事会などのイベントも予定され、地元の児童生徒などと交流を図る。