「聖隷かがやき」移転新築起工式

児童発達支援センター「聖隷かがやき」の完成イメージ図


工事の安全を祈願して出席者全員で「鍬入れ」した起工式

児童発達支援拡充に期待
龍郷町手広 4事業運営計画、地域貢献へ

 児童発達支援センター「聖隷かがやき」移転新築工事起工式が7日、龍郷町赤尾木字手広の現地で行われ、工事の安全を祈願した。現在、久場集会場で児童発達支援事業所「聖隷かがやき」(未就学児対象、定員10人)を運営しているが、新しい福祉型児童発達支援センター(定員30人)では、児童発達支援事業(未就学児対象、定員20人)、指定放課後等デイサービス事業(就学児・18歳未満対象、定員10人)、保育所等訪問支援事業、相談支援事業の4事業を計画しており、運営事業内容が拡充する。11月着工、開設は来年度中を予定している。

 起工式には、関係者約45人が出席。出席者全員で工事の安全を祈願して「鍬入れ」式を行った。竹田泰典龍郷町長が祝辞で「児童発達支援体制の確立が課題だった。新しいセンターが龍郷町のみならず、北大島地域の中核施設として子育て支援、障がい者支援に寄与することを祈念しており、町として全面支援していきたい」と述べ、期待を込めた。

 聖隷福祉事業団の山本敏博理事長があいさつし、「龍郷町をはじめ関係者の多大な支援に感謝している。新センターが子どもたち、保護者にとってかけがえのない施設になるよう努め、地域貢献していきたい」と述べた。

 新センター建設場所は、手広地区振興センターから数百㍍山側に行った所で、㈱アーダン龍郷工場の隣接地。敷地は龍郷町有地で、町から有償貸与を受けた。敷地面積2030平方㍍。鉄筋コンクリート造り平屋建て。延べ床面積400平方㍍。屋外遊戯場の整備も計画。