3年連続入賞の快挙

表彰後、母・奈緒さんと1年の妹・希空さんと一緒に記念撮影に収まる杉島くん(右から2人目)

大和村大棚小の杉島くん 「来年こそは最高賞を」
JTA・RAC図画コン表彰式

 日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球エアーコミューター(RAC)が主催する「第36回JTA・RACあおぞら図画コンクール」に3年連続入賞の快挙を果たした大棚小学校4年・杉島大翔=やまと=くんの表彰式が24日、大和村の同小学校(赤井清人校長、12人)で行われた。RAC・伊礼恭社長から表彰状と記念品を受け取った杉島くんは「素直にうれしい。来年こそは最高賞を目指して頑張りたい」と受賞を喜び、さらなる飛躍を誓った。

 コンクールは、沖縄県の離島および与論・奄美大島在住の小学生を対象に、図画制作を通して住んでいる島を誇りに思う人に育ってもらおうと毎年実施。270点の応募の中から、54点が入賞。奄美勢は杉島くん1人だった。

 佳作、優秀賞に続き佳作を受賞した杉島くんは、「歌声ひびく八月おどり」と題し、おじいさんと祭りを楽しむ様子を画面いっぱいに表現。「着物の模様や夜の雰囲気が楽しく見えるように描いた」と、受賞作を振り返った。

 表彰状を手渡した伊礼社長は「応募するだけでも大変なのに3年連続の受賞はすごい。踊る様子が楽しそうに描かれ、いきいきとした様子がとても感じられた」と講評。表彰を見届けた母・奈緒さんも「家でも一生懸命描いていた。成果が実って良かった」と喜んだ。

 今後受賞作は、同社のホームページなどで公開。来年の1月中旬ごろには奄美空港での展示も予定している。