大和村村制施行110周年

大和村村制施行110周年を祝った記念式典

小さくとも光輝く村づくりを
式典や祝賀会で節目祝う

 大和村の村制施行110周年を祝う記念式典が25日、同村体育館で開かれた。村民や関係者、郷友会など約300人が出席し、功労者表彰や祝賀会を実施。伊集院幼村長は式典で「村の活性化は人がいてこそ成しえるもの。(今後も)一人ひとりに活力があり、小さくとも光輝く村づくりに全力で傾注したい」と述べ、決意を新たにした。

 同村は、1908年4月の島嶼=しょ=町村制施行に伴い大和浜方を大和村に改め誕生。11集落から成り、人口は1490人(2018年8月末現在)。

 この日の会場では各集落の歴史写真や、歴代村長の肖像写真などを展示。式典前には110年の歩みを振り返るオープニング映像も流された。

 泉有智副村長の開会宣言で式典が始まると、厳かな雰囲気のなか国歌斉唱や黙祷。同村代表の児童生徒が舞台に上がり、村民憲章朗読を行った。

 伊集院村長は「多くの村民や関係者とこの日を迎えられたことは大変喜ばしい」と式辞。金子万寿夫衆院議員や三反園訓知事(代読)、禧久伸一郎県議らも祝いの言葉を贈った。

 このほか、村への功績を称える功労者表彰では、議会議員や民生委員らを表彰。スポーツ優秀者や同村フォトコンテスト入賞者にも賞状や記念品を授与した。

 最後は、大和中学校生徒全員による合唱で、村民歌を斉唱。会場には大きな拍手が響き、盛大に記念の日を祝った。

 この後は、引き続き祝賀会が行われ、同村観光大使で歌手の城南海さんによる歌が披露されたほか、大和浜棒踊りや余興、島唄など、節目に花を添えた。

 被表彰者は次の通り(敬称略)。

 【地方自治功労部門】永田武光、池田幸一、民文忠、勝山浩平、梅畑茂和、鬼塚兵市、伊村光志【社会福祉功労部門】晨原政代、喜島スガ子
 【大和村体育協会優秀スポーツ団体】大和中学校バドミントン部【優秀スポーツ選手特別賞】杉島大翔(大棚小4年)