奄美出身俳優NECOさん

奄美出身俳優NECOさん

「NECO生誕祭り」について意欲を燃やすNECO(ネコ)さんと、一人芝居の舞台となった奄美居酒屋「ほこらしゃ」のおかみ形屋篤子さん

独特の一人芝居敢行
6日「生誕祭り」

 【東京】奄美出身の個性派俳優・NECO(ネコ)さん(本名・谷村好一さん)がこのほど、中野区にある奄美居酒屋「ほこらしゃ」(中野5―57―10)で一人芝居を敢行した。独特の雰囲気あふれるライブに、訪れた客たちは盛んな拍手を送っていた。NECOさんは、6日に高円寺の稲生座でシンガーソングライターの平田輝さんらをゲストに迎えて「NECO生誕祭り」を行う。

 「吾輩はNECOである」(作・MEGUMI、出演はほかに裕子、月夜野たま、ERABU)と題した一人芝居は、「ほこらしゃ」を常連のNECOさんがふらりと訪ねて来るシーンから始まる。彼の母親が亡くなって1週間。遺品を整理していたら大好きなあこがれの人に出したラブレターが出てきた。その相手こそNECOさんだった・・・という設定。

 NECOさんは、店内にある黒糖焼酎やワンフネなどの料理を巧みに芝居に取り入れ、客たちも引き入れながら、およそ30分の熱いライブを展開した。店のおかみ形屋篤子さんも登場「NECOさんツケ払ってね」と優しく語り掛けて芝居に参加していた。

 谷村さんは、劇団ミスタースリムカンパニー出身。「ふぞろいの林檎たち」(TBS系)、「土曜グランド劇場 『助教授一色麗子』」(日本テレビ系)などのドラマでレギュラーを務めるなど活躍、映画では「6月6日」(2013年)、「さらばあぶない刑事」(15年)などに出演しているほか、舞台などでもその存在感を示している。

 6日の「NECO生誕祭り」では自らも歌を披露する予定で「本当は12月8日生まれだが、ゲストなどの都合で6日になった。俺の生きざまに、ぜひ立ち会ってほしい」と静かに語っている。オープンは午後6時でスタートは同7時(料金は3000円)。稲生座は、杉並区高円寺北2―38―16 サニーマンション2階 電話03―3336―4480。