豊田(亀津小4年)が初優勝

全日本小学生相撲優勝大会で優勝した豊田(左)と、3位の重村(右)(提供写真)

「白鵬杯は3連覇目指す」
全日本小学生相撲優勝大会
重村(古仁屋小)は3位

 第31回全日本小学生相撲優勝大会(公益財団法人日本相撲協会など主催)が2日、東京都墨田区の両国国技館であった。徳之島から出場した亀津小4年・豊田倫之亮(10)が、初優勝を果たした。同じ4年生の部に出場した古仁屋小4年の重村鴻之介は3位だった。

 同大会は、各県や地方などの予選大会を勝ち抜いた選手が出場。奄美からの2選手とも、9月に日置市であった九州予選会を突破し九州1位、2位となり、本大会の出場権を獲得していた。

 4年生の部には33人が出場して、トーナメント戦で優勝を競った。母親の住英さんは、「重村君とは別のパートに入り、決勝で対戦しようと気合を入れていた。ただ倫之亮のパートには、白鵬杯の決勝で対戦した田島千照君や、元琴光喜の長男・田宮愛喜君など強豪揃いだったので心配だった」と振り返った。

 九州予選会を勝ち抜いた豊田は、本大会に向けて練習を重ねて来たという。「立ち合いや、押し相撲も四つ身になっても大丈夫。土俵際での取りこぼしが、自分の課題と考えて取り組んできた」と話した。

 豊田は2月に行われる白鵬杯では、昨年から2連覇中。「今回初優勝できて、とてもうれしい」と喜んだ。

 今後について、「徳之島に戻り、来年2月の白鵬杯での3連覇に向け練習していく」と抱負を語った。

 大会結果は次の通り。

 【4年生の部】▽準決勝 豊田倫之亮〇―×田宮愛喜(愛知県稲沢市)、西﨑相馬(東京都江戸川区)〇―×重村鴻之介▽決勝 豊田〇―×西﨑