大島養護学校女子が2連覇

大島養護学校女子が2連覇

大島養護学校が県特別支援学校対抗バスケットボール大会に出場。女子は2連覇を勝ち取った

外部コーチ指導などで実力アップ
県特別支援学校対抗バスケ大会

 第4回県特別支援学校対抗バスケットボール大会(県障がい者スポーツ協会など主催)が15日、いちき串木野市総合体育館であった。県内から男子7チーム女子6チームが出場。大島養護学校が、男女それぞれ出場。武岡台、鹿屋、指宿と合同で出場した男子は初戦で敗退したが、単独チームで出場した女子は2連覇を勝ち取った。

 同校では毎週水曜日に「室内スポーツ同好会」の活動として中高生18人がスポーツに取り組む。バスケットボールを始めたのは16年度から。同年開催の第2回同大会にも出場したが、同校女子は予選リーグ敗退。翌17年からは、近隣の中学校や社会人チームとの練習試合の場を設けるなどし腕を磨き上げ、昨年の第3回同大会では優勝を飾った。

 今年度からは外部コーチとしてASA奄美スポーツアカデミーの上赤絵理佳さんがサポート。週1回の同好会活動の時間を通し、実力を上げてきた。大島養護学校には知的障がい者バスケットボールの県選抜チーム「バルダーズ」の選手も2人所属しており、今大会でもチームを勝利に導いた。

 主将を務めた高3の女子生徒は「高校最後の大会に、チームの仲間と共に参加でき、優勝できたことは本当にうれしい」。試合当日もベンチから選手を激励した上赤さんは「緊張もない様子で、笑顔でプレーしていた。接戦時は焦りも見られたが、技術より気持ちを高めることを優先した。優勝は自分のことのようにうれしい」と喜んだ。

 同校の山下敏親校長は「晴れ舞台で、日頃の地道な取り組みが実を結び、生徒たちの今後の自信にもつながったのではないか」と話した。

 結果は次の通り。

【男子】▽1回戦 高等特別支援32―6武岡台・鹿屋・指宿・大島

【女子】▽準決勝 大島32―6出水養護▽決勝 大島養護17―10高等特別支援