島口で楽しい時間共有

島口で楽しい時間共有

会った瞬間から亀津中学校時代に時計を戻し、笑顔で写真に収まる「還暦同窓生」たち

亀津中同級生ら千葉で還暦同窓会

【東京】徳之島町立亀津中学校の同級生らがこのほど、千葉県浦安市の「舞浜ユーラシア」で還暦同総会を開いた。変わらない旧友との再会で中には当時とだいぶスタイルが違った人もいたが、島口が交わされ懐かしの風景がよみがえると、あの学び舎で夢を語り合った時代にタイムスリップして、楽しい時間を共有していた。

1974年の亀津中学校第26回卒業生から、65人(男性30人、女性35人)が元気に顔をそろえた。亀津中には、当時6クラスがあり223人が学んだ。同級生カップルは2組誕生し、残念ながら8人が亡くなっているらしい。彼らは「天国からの参加」となったようだ。

出席者の内訳は、米シアトルから1人。徳之島、石垣島など九州から20人。中には、徳之島からフェリーを利用して本土に入り、スーパーカブで本州を陸路で来たつわもの(男性)もいた。関西中部から21人、関東から23人。

一行は、前日に「はとバスツアー」に参加。完成から60年の東京タワーへ。水上バスで向かった浅草では、景色を眺めながら船内でビールを飲んだり、葛西臨海水族館を訪れた人もいた。

そして「舞浜ユーラシア」では、夕食と待ちに待った宴会に突入。カラオケやワイド節などで踊りやダンスに夢中になった。

幹事役を務めた関東在住チームは、セーラー服に仮装してのダンスで、爆笑の中で拍手喝采を浴びていた。記憶に残る同総会が一夜明け、それぞれ都内観光などを楽しんで解散となった。

奄美地方では、還暦、古希など歳の祝いが恒例で、自宅や公民館で共同の開催もある。今回の「亀津中学校の同級生」らも折に触れ集まってきた。

中学卒業20年目の92年には徳之島に約80人が集まり、母校の体育館や海水浴場でのバーベキューなどで懇親を深めた。また、13年前には、鹿児島・指宿温泉などに58人、6年前には沖縄に40人が訪れている。

大盛況の「還暦同窓会」を終えたある幹事は、「数年後にまた集まれるよう、みんな元気でいられるのが一番の希望ですね」と、次回の同窓会への期待を語っていた。