願い事の成就など祈願

願い事の成就など祈願

多くの初詣参拝客でにぎわった奄美市名瀬の高千穂神社(1日午前0時ごろ)

 

名瀬高千穂神社 初詣参拝にぎわう

 

 2019年のスタートを迎えた1日未明、奄美市名瀬の高千穂神社(黒木正和宮司)には初詣参拝客が多く訪れた。声を揃えカウントダウンを済ませた後に、社殿に拍手の音を響かせ、新たな年の無事や健康、願い事の成就などを祈った。

 18年12月31日の午後10時からは同市のコミュニティラジオ「あまみエフエムディ!ウェイブ」が境内の特設スタジオから恒例の生放送を開始。今回からは動画配信サイトでの映像の生放送も行った。同11時半ごろからは参拝客の姿もちらほらと見え始め、年が変わる直前には参道が多くの人で埋め尽くされた。

 元日の0時直前には、「3、2、1」と参拝客が声を合わせてカウントダウン。年が明け、太鼓の音が響くと、集まった若者や家族連れたちは、互いに「あけましておめでとう」とあいさつを交わし、社殿を参拝。二礼二拍手一礼に願いを込め、深々と頭を下げた。

 参拝を終えた人々がおみくじや、お守りの購入のための列を作る姿も。また、あまみエフエムによって温めたミキなどが振る舞われ、にぎわいは続いた。

 赤木名中2年の原田真朱さん(14)は姉・未来さん(18)の大学入試合格祈願のため、母・朱美さん(47)と一緒に初めて初詣に訪れた。真朱さんは「お姉ちゃんには島を離れても健康でたくましくいてほしい」と祈願。自身も4月からは受験生になるということで、「志望校合格に向けて勉強をたくさんする一年にしたい」と意気込んだ。

 黒木宮司(76)は「平成が終わり、新元号を迎えるにあたり、新た時代も良いことが続けばと願うばかり。元旦は天気に恵まれ良かった」と話した。