新春闘牛大会で魅了 徳之島

新春闘牛大会で魅了 徳之島

迫力満点の激突で沸かせた新春闘牛大会(全島一決定戦・右「力道山」)=3日、徳之島なくさみ館(伊仙町)

 

全島一「力道山」防衛
延べ1万人超

  
 【徳之島】徳之島の新年をパワフルに彩る2019年新春闘牛大会は元日から3日までの連日、徳之島なくさみ館(伊仙町目手久)であった。同最終日の大一番「徳之島全島一決定戦」は王者の「力道山」(松原)が「二代目大陸王」(目手久)の挑戦を退けて2度目防衛に成功。ミニ軽量級も「極真花形富沢號」(上面縄)が防衛を果たすなど沸かせた。

 新春大会は元日の午後1時からの「徳之島軽量級優勝旗争奪戦、平成10・11年生成人記念闘牛大会」で開幕。3日午前10時開始の〝千秋楽〟「徳之島全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦伊仙町大会」まで計3大会それぞれに10―11組ずつが激突。各大会とも地元の闘牛ファンや正月帰省客、観光客など延べ1万人以上を飲み込み、迫力満点の取り組みを堪能させた。

 徳之島闘牛最強を決める結びの大一番「全島一」(無差別級) のタイトル戦は超満員の約4千人が見守った。相譲らぬ攻防の末、持久力で勝った王者「力道山」が「二代目大陸王」を対戦タイム20分37秒で退けた。ミニ軽量級(700㌔以下級)も王者「極真花形富沢號」が29分13秒の激闘の末に「チビブル」(南原)を退け防衛を果たした。

 【3賞】▽殊勲賞・池田運送號(諸田)▽技能賞・篠原サッシ煌心(亀津)▽敢闘賞・それいけ光神龍(目手久)