豊作願いたばこ播種式

豊作を願って種をまく関係者ら=知名町=

知名町 19年期栽培スタート

 【沖永良部】2019年期の葉たばこ播種式が7日、知名町正名の葉たばこ育苗施設であった。生産農家や農協、役場などから関係者ら約40人が参加し、豊作を願いながら種をまいた。

 前年期の生産農家は27戸、栽培面積約56・6㌶で、販売重量は約130・5㌧、10㌃当りの収量は231㌔㌘、総販売代金2億4352万6970円となった。今期の生産農家は26戸。

 式で今井力夫町長は「全国的に産地が減少しているが、これまでのノウハウを生かしてたばこ産業を支えてほしい」と述べた。

 同町葉たばこ振興会の元栄章裕会長(46)は「前年は豊作だったが、質が伴わなかった。今年は、質・量ともに良い品物を作りたい」と語った。

 種まき後、ハウスで育てた苗は、2月中旬ごろから本畑に植え付けられ、4月中旬から収穫が始まる。