華やかに新年の心尽くし

薄茶やはなびら餅が振る舞われた初点茶会

裏千家淡交会奄美支所
恒例の初点茶会

 茶道裏千家淡交会奄美大島支所(原正仁会長)は年初めの茶会「初点=はつだて=茶会」を奄美市名瀬の奄美観光ホテルで開いた。会員や来賓65人を招待。華やかな雰囲気のなか、新年心尽くしの一服を楽しんだ。

 同会は、1972年に支所として設立。会は、茶に親しみ、年初めにいい一歩を踏み出してもらおうと毎年開いている。

 またこの日の懇親会では、88年から15期30年支所長を務めた渡博文氏を名誉支所長に格上げし、原新支所長の就任を発表。原支所長はあいさつで「お茶を愛する人を一人でも増やし、お茶を通して人を思いやる機会をつくっていきたい」と抱負を語った。

 会場前方では、真台子の台に茶道具が並べられ、会員が静かにお点前を披露。大島紬や晴れ着に身を包んだ会員たちが招待者に茶や菓子などを運んだ。

 招待者には、薄茶・はなびら餅が振る舞われ、椀を回して和やかに一服。丁寧に練った茶を味わいながら、初春の気持ちを新たにした。

 朝日小6年・清瑞貴さんは「清々しい気持ちでいただくことができた。今年は勉強、特に算数を頑張りたい」と喜んだ。

 この後一同は、懇親会で交流。新春のしつらえのなか、和やかに歓談を楽しんだ。