年間84万人を突破

年間84万人を突破

入込が年間84万人を突破した奄美空港(資料写真)

乗降客数グラフ

各路線で増加傾向 スカイ就航で鹿児島間好調
18年奄美空港乗降客数

 奄美市笠利町の奄美空港管理事務所(坂山浩春所長)は、23日までに、同空港定期便の2018年(1~12月)乗降客数=速報値=をまとめた。総乗降客数は前年比8万6885人増の84万4649人(チャーター便除く)となり、過去最多だった前年を上回り、80万人を突破した。日本航空(JAL)グループ、格安航空会社(LCC)バニラ・エアの路線で客数は増加基調を堅持。また7年ぶりにスカイマークが再就航した鹿児島路線は30万人を超え。好調ぶりが際立った。

 利用状況を都市圏の路線別にみると、鹿児島が最多の30万4636人で、以下、羽田10万3665人、成田10万3364人、関西8万8483人、伊丹8万865人、福岡4万3900人、那覇2万2589人だった。

 日本エアコミューター(JAC)が結ぶ奄美の各離島路線では、喜界4万5343人が最も多く、徳之島3万8065人、沖永良部4942人、与論8797人だった。

 乗降客数の伸びは前年に比べ、鹿児島が26・8%増と大幅に伸びたほか、徳之島が16・9%増など増加傾向となった。昨年は台風の本土上陸が続いたが、乗降客への影響は小さく、沖永良部49%減が目立った以外は、
マイナスは3路線で0・7~3・4ポイントとなっている。

 月別では、8月の10万1567人がトップ。8月1日に就航したスカイマークが乗降客数の増加を後押ししたとみられるほか、前年に比べ、9~12月は1~2割増しと目立った。

 同空港乗降客の全体的な伸びについて、同市紬観光課は「あらたな路線就航だけでなく、官民一体で取り組んできたキャンペーンが奏功した結果。認知度の向上で、各路線の入込加速につながれば」とした。