おきのえらぶスポーツフェスティバル

スパーリングで小学生(中央)のパンチをかわす吉田実代選手(左)=知名町=

プロ選手と触れ合う
女子ボクシング吉田選手ら来島

 【沖永良部】おきのえらぶスポーツフェスティバル(沖永良部スポーツクラブELOVE主催)が27日、知名町民体育館であった。トップアスリートを招いた各種教室が開かれ、多くの子ども達がスポーツを楽しんだ。

 様々なスポーツに触れ合う場を作ろうと初めて開催。講師に、女子ボクシング東洋太平洋バンタム級チャンピンの吉田実代選手や、7人制女子ラグビーチーム「アルカス熊谷」の武田達也アカデミーヘッドコーチ、三樹加奈プレーイングコーチ、井口瑞穂選手らが招かれた。

 会場中央には、ボクシング教室用に特設リングが作られ、吉田選手がシャドーボクシングやミット打ちを披露。スパーリング体験では、ボクシングを習う地元小学生がリングに上がり、プロ選手を相手に果敢にパンチを繰り出した。

 吉田選手とスパーリングを行った知名小6年の松下拓己さん(12)は「動きが速くてパンチが当たらない。やっぱりプロの選手はすごい」。同小3年の宮山大志さん(9)は「楽しかった。もっと上手くなって、将来はボクシング選手になりたい」と語った。

 このほか、アルカス熊谷によるタグラグビー教室や2020東京五輪正式種目「バスケット3×3」の試合、競技用自転車の試乗、スポーツドクターがアドバイスする「体のケア相談」などが行われ、多くの来場者で盛り上がった。

 沖永良部スポーツクラブELOVEの前田純也理事長は「フェスティバルをきっかけに、スポーツが身近なものだと子ども達に感じてもらいたい。そして、今までやったことのないスポーツにもチャレンジしてほしい」と話した。