城南海さん 10周年ふるさとコンサート

デビュー10周年を迎え凱旋コンサートを行う城さん

奄美署マスコットキャラクターのカケルくん(左)から「安全安心大使」の委任状を受け取る城さん

「故郷で歌えて胸いっぱい」
奄美署・安全安心大使任命も

 奄美の歌姫・城南海さんのデビュー10周年を記念した「ふるさとコンサート」が27日、奄美市名瀬の奄美文化センターで開かれた。城さんは約1000人のファンを前にステージで「故郷で歌えて胸がいっぱい。ありがとうの気持ち伝えるいいコンサートにします」とあいさつ。デビュー曲やヒットナンバーなど透き通った歌声を披露し、故郷へ錦を飾った。

 城さんは、2009年1月にシングル曲「アイツムギ」でデビュー。大和村の観光大使も務め、この日は同村から贈られた衣装を着用しステージに登場した。

 コンサートは、三味線を手に、NHK大河ドラマ・「西郷どん」の大河紀行テーマ曲「愛加那」で幕開け。お馴染み「月と月」や自身が作詞作曲した「祈りうた」など、バンドあり島唄ありの多彩なスタイルで観衆を魅了した。

 途中、NHKみんなのうた「夢待列車」で赤徳小中学校の児童生徒と一緒に合唱。城さんが「おじき」と呼ぶ先輩歌手・元ちとせさんらも祝福に駆けつけ、お互いのヒット曲や島唄でコラボした。

 最後は、原点に戻りデビュー曲「アイツムギ」を熱唱。会場も巻き込んだオールキャストのワイド節や六調で大団円を迎えた。

 またこの日のコンサートでは、奄美警察署のサプライズで城さんを「同署安全安心大使」に任命。同署マスコットキャラクター・カケルくんから委任状を受け取り、城さんからは、5月8日の「ベストアルバム」発売決定や自身の曲を聴かせて熟成した「コラボれんと」の発売開始なども発表された。