東京近郊の出身者が情報交換

奄美の若さが集結した店内。昨年5月には、立川で50人が参加しバーベキューも行っている

若いパワーで盛り上げたい
東京奄美会への参加期待も

 【東京】「若いパワーで奄美を東京から盛り上げたい」――。東京近郊に在住している奄美群島出身の若者たちがこのほど、渋谷で集結した。参加者は黒糖焼酎と島口を交わしながら、情報交換を繰り広げた。熱く盛り上がる参加者に企画した幹事たちは「いずれは東京奄美会に参加できれば」などと話していた。

 奄美大島、徳之島からそれぞれ5人、喜界島から9人、そして与論島、沖永良部島からそれぞれ13人。合計男女45人の若者が渋谷に顔をそろえた。1次会で興が乗った参加者たちは、2次会が開かれる奄美料理店の「土濱笑店」へにぎやかに移動。はじける若さとエネルギーが店内に充満した。

 今回幹事を務めたのは、喜界島出身の郡山尚也さん、沖永良部島出身の前田郁さん、そして与論島出身の供利優輝さん。3人はLINEなど、それぞれのネットワークを通じて「一人でも多く」(前田さん)との思いで島出身者たちに声を掛けた。

 「この中から、各郷友会や東京奄美会にも出席してくれる人が出ればいい」(郡山さん)、「この集まりが、島出身者たちの灯台のような存在になれば」(供利さん)と期待を寄せている。

 メンバーは、30歳以下。島口が飛び交う店内で、若者たちは奄美の郷土料理と黒糖焼酎を味わいながら、職場などでの近況報告や島への思いなどを語り合っていた。また、森田美咲さんによるシマ唄も響き渡り、島一色となった夜を堪能していた。