報歳蘭が開花、展示会

奄美報歳愛好会の展示会場、訪れた見物客=8日

名瀬の民家で開催
奄美報歳愛好会

 奄美報歳愛好会(中山芳一会長、会員5人)主催の展示会が、5日から奄美市名瀬和光町の中山会長の自宅庭で始まった。11日まで開催。報歳蘭約50株を展示。時間は午前10時~午後4時。同会は「多くの人々に鑑賞してもらい、先人たちが守り育ててきた奄美の貴重な植物を保護し、後継者育成につながればうれしい」として来場を呼び掛けている。

 中山会長(75)によると、同会は今月4日に発足。発足後、初の展示会を開いた。展示会は「一般の多くの人々に奄美報歳の優しい甘い香り、造形の美しさを提供する機会とする」ことを目的としている。中山会長は、報歳蘭栽培歴が約50年だという。

 報歳蘭は旧正月の時期に開花する。今回の展示物の種類は「奄美報歳」「山川報歳」「錦華山」などと呼ばれるもの。

 8日正午前には、数人の見物客が中山会長宅を訪れ、宇検村からの来場者もいた。

 中山会長の自宅は、名瀬和光町21―2。竹山産業開発㈱出光和光サービスステーションから浦上方面へ数百㍍行った所で、国道58号沿いから右へ入った2軒目。

 問い合わせは、中山会長℡090―5735―6041へ。