市美展が開幕

AMAMI市美展が10日開幕し、多くの人が鑑賞に訪れた

表彰式やテープカットも
美術、写真、書道730点展示

 奄美市などが主催する「2019AMAMI市美展」が10日、同市名瀬の奄美文化センターで開幕した。美術、写真、書道の3部門から選ばれた入選作品730点を展示。初日のこの日は、表彰式や開幕を告げるテープカットが行われるなど大勢が来場し、アートを楽しむ人でにぎわった。期間は17日まで。

 同展は、地域に作品発表と鑑賞の場を提供しようと今年で39回目。全国の小中高生や一般などから、3部門に1317人(1421点)の応募があった。

 開会式で、同市教育委員会・要田憲雄教育長は「応募数・内容ともに充実し、奄美最大の美術展との評価を受けている」とあいさつ。東美佐夫副市長や受賞者らも加わりテープカットで、作品展の開幕を告げた。

 表彰式では、市美展賞に輝いた、吉村英彦さん(美術部門)、東條稔貴さん(写真部門)、南隆光さん(書道部門)ら一人ひとりが壇上に上がり表彰。一般、小学生、中学生の部門別入賞者にも、選考委員から直接賞状が手渡された。

 ギャラリーでは、多数並ぶ実際の作品を前に、あふれる創造力をじっくり鑑賞。中には、講師らが作品解説を行うなど、多くの人が地域のアート作品と触れ合った。

 同展・久保井博彦実行委員長は「地域に根差したモチーフの作品も目立ち、小中学生もユニークかつ迫力ある作品が非常に多く、レベルは高い」と作品展の感想を述べ、「本物に触れることで感じることがあるので、期間中は気軽に足を運び、作者の研さんを鑑賞してほしい」と多くの来場を呼び掛けた。

 なお入場料は、一般が200円。高校生以下は無料となっている。