奄美市名瀬本庁舎開庁式

テープカットで門出を祝った


開庁式後には、一部業務がスタートし、早速来庁者らが各手続きを行っていた

門出祝福、一部業務スタート
2階フロア、早速市民ら訪れる

 奄美市役所名瀬総合支所新庁舎の開庁式が12日、あった。式典に、職員や市民ら約600人が出席。朝山毅市長ら関係者がテープカットを行い、門出を祝った。その後、移転を済ませている担当課などで一部業務をスタート。早速各窓口を訪れる市民らの姿も見られた。

 庁舎2階フロア「ゆらいどころ」(待合)で開かれ、式典冒頭に、朝日中学校吹奏楽部(橋口通顧問)が「島のブルース」など2曲を披露。昨年の全国大会では優秀賞を受賞した同部のさわやかな演奏が庁舎内に響き渡り、新たなスタートに華を添えた。

 朝山市長が「庁舎は市民共有の財産。大切に預かりながら、有効に活用させていただく。サービスを確実に提供できるよう、市民一丸で努力していきたい」などとあいさつ。市議会の師玉敏代議長は「窓口業務が2階に集まり、ワンフロアで手続きが終了するなど利便性向上が図られている。更なる市民サービス向上に尽力いただきたい」などと述べた。

 最後は、各団体から出席した代表者らとのテープカットで門出を祝った。

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 同日から、市民部、保健福祉部、総務部の各課や監査事務局、議会事務局などの業務がスタート。多く利用される窓口が集まる2階フロアには、早速市民らが訪れた。

 入口付近の総合案内所に立つ2人の職員が、来庁者に整理番号を発券して各担当課へと案内。音声による番号呼び出しのほか、窓口上部に設置されたモニターで、受付状況や手続き状況(完了状況)を確認することができる。

 確定申告に必要な証明書の発行で訪れていた、名富彪郎さん(69)は「広々としたスペースに感動した。丁寧な案内でスムーズに手続きできた」と話した。

 移転作業は16・17日にも予定され、商工観光部、教育委員会、農政部、建設部などの業務が18日から開始される。