公立高校入試出願

 
大島学区は倍率0.6倍
全校全学科が定員割れ
奄美衛生看護科 県内最低倍率に

 

 県教委は15日、2019年度公立高校入試の出願者数(出願変更前)を発表した。大島学区は、学力検査定員1030人に対し、出願者数622人が出願し、倍率は0・6倍(前年度比0・08ポイント減)となった。学区内全高校全学科が定員割れに。奄美高校の衛生看護は倍率が0・25倍となり、県内で最も低くかった。

 学力検査定員は募集定員から推薦等での内定者を差し引いたもの。出願変更は18日から22日正午まで受け付けられ、最終出願者数は25日に公表される。

 県全体では学力検査定員11327人(前年度比90人減)に対し、10121人(同16人増)が出願した。倍率は0・89倍(前年度比同数)となり、11年度から9年連続で倍率1倍以下に。また全日制58校113学科、定時制2校3学科の計60校116学科で定員割れとなった。

 大島学区各校の倍率をみると、最も高かった大島高普通が0・95倍。学区内全高校全学科が定員割れとなり、県平均を上回ったのは同校同科のみ。喜界・与論の2高校は地元中学と連携した中高一貫校になっているが、与論高には地元中学外からの出願(1人)があった。

 県内で最も倍率が高かったのは甲南高普通で1・7倍。奄美高衛生看護と同率で、薩摩中央高福祉も0・25倍となり両高校が県内最低となった。

 学力検査は3月6、7日の2日間で実施。6日は国語・理科・英語、7日は社会・数学がある。合格者発表は3月14日の午前11時以降となっている。