紬グランプリ「たけがわ織物」

2019「本場奄美大島紬グランプリ」審査会の様子

紬グランプリ最優秀賞に輝いた「たけがわ織物」の作品

翔けあまみ最優秀賞は㈲美紀大島
審査会で決定

 2019「本場奄美大島紬グランプリ」(本場奄美大島紬協同組合主催)審査会が20日、奄美市名瀬浦上町の奄美市産業支援センターで開かれた。紬グランプリでは、「たけがわ織物」の作品が最優秀賞(県知事賞)に輝き、翔けあまみ(第30回本場奄美大島紬原図展・製品化コンテスト)では、㈲「美紀大島」の作品が最優秀賞(県知事賞)を獲得した。発表会(一般公開)は23、24日午前10時から同センターであり、表彰式は25日午後3時から同センターで行われる。

 紬グランプリは、本場奄美大島紬の活性化を図るため、紬の品質向上と多様化する消費者ニーズに合った製品作りを推進し、「生産意欲の高揚と活力ある産地づくり」に資することを目的としている。

 紬グランプリには▽9マルキ以上部門6点▽7マルキ部門27点▽5マルキ・13算部門10点▽男物部門11点▽復元部門3点▽特殊・新商品・絵羽部門20点―の合計6部門に77点の作品が出品された。

 翔けあまみは、公益財団法人・奄美群島地域産業振興基金協会主催の「第30回本場奄美大島紬原図コンテスト」で入賞した原図を製品化することにより、紬の品質向上と多様化する消費者ニーズに合致する商品作りを目指し、活性化を目的としている。

 翔けあまみには、9点の作品の出品があった。

 選考基準は、斬新性、市場性、色彩性、デザイン性、意匠性、仕上がりなどを総合的に勘案して選考。審査員は、小売店各社、流通各社、地元関係者の12人が務めた。

 紬グランプリでは、6部門別に優秀賞1点を決め、その中から最優秀賞1点を決定。表彰式では、大会賞12点も表彰する。

 翔けあまみでは、最優秀賞、優秀賞2点が決まった。

 一般公開は、23日午前10時~午後5時、24日午前10時~午後4時まで行われる。