奄美トレイル喜界町エリア

奄美トレイル喜界町エリア

奄美トレイル(喜界町エリア)約2・5㌔の行程を歩いて自然の景観を体験した

奄美トレイル開通イベントに約100人が参加した

島の美しい風景見直す
開通イベントに100人参加者

 奄美の世界自然遺産登録を目指す県と喜界町は24日、同町で世界自然遺産奄美トレイル開通式・トレイルウォーク(喜界町エリア)を開いた。参加者はスギラビーチから荒木遊歩道を通り、荒木ウリバマまでのトレイルウォークを行った。トレイルを歩いて、郷土の景観の美しさを再確認した。

 喜界町には4種のトレイルコースが設けられており、今回はそのうちの「空港・荒木・花良治コース」の一部を歩くもの。参加者は午前9時に集合し約100人が参加。参加者には、開通記念としてバッグが配られた。

 川島健勇町長、大山浩昭県奄美世界自然遺産総括監のあいさつの後、奄美トレイルのテープカットが行われた。参加者は同9時半にスギラビーチを出発、約2・5㌔の行程を1時間ほど掛けて歩いた。

 このコースは「荒木遊歩道」として夕日が美しいことでも有名。うす曇りの暖かい天候の中、参加者それぞれのペースで自然の風と空気にふれながらウォーキングを楽しんだ。

 参加者は、「普段荒木遊歩道は親しんでいるが、きちんと歩いたのは初めて」と改めて島の風景を見直していた。

 参加者の西原光則、磯子さん夫妻は「見慣れないところに行けて良かった。疲れなかった。他のコースも機会が有ったら行きたい。世界自然遺産登録は実現してほしいが、身近なごみ等の問題にも気を付けるべき」と話した。