三田りょう&寿里 歌謡コンinヨロン島

三田りょう&寿里 歌謡コンinヨロン島

デビュー曲「辺戸岬」を同郷の先輩歌手、川畑アキラさん(左)と歌う寿里さん(右)=与論町=

ベリーダンスグループ「La vie en rose」と共演し、「風の旅人」を熱唱する三田りょうさん(左)=与論町=

寿里さん「古里に感謝」
同郷の先輩歌手 川畑アキラさん友情出演

 【沖永良部】与論町出身の歌手、寿里さん(33)が出演した「三田りょう&寿里 歌謡コンサートinヨロン島」(同実行委員会主催)が23日、与論町の砂美地来館であった。寿里さんは、デビューから支えてきた古里に感謝の気持ちを込め、歌声を披露した。

 寿里さんは、2012年に歌手デビュー。同年から与論島観光大使を務めている。この日は、島内外から約600人の観客が集まった。

 寿里さんは、デビューソングのカップリング曲「私はうたう」を皮切りに、可愛らしい振り付けが特徴の「デーバーヨロン」や島の文化・風習を歌詞にした「たましいの島」などを熱唱。デビュー曲「辺戸岬」では、紅型に身を包んで登場し、作詞作曲を担当した同郷の先輩歌手、川畑アキラさんと一緒に歌い上げた。

 演歌歌手の三田りょうさんは、今回が与論島初来島。1曲目の「風の旅人(ユーラシアバージョン)」はキルギス共和国との友好ソングで、ゲスト出演したベリーダンスグループ「La vie en rose(ラビアンローズ)」の踊りが花を添えた。司会の柳卓さん(元琉球放送アナウンサー)と軽妙なトークで会場を盛り上げたほか、「おまえの長崎」「天道虫」など全10曲を披露。「十九の春」をカバーした「与論小唄」では、寿里さんと川畑さんも舞台に上がり観客全員で合唱した。

 寿里さんは「みなさんの応援を受けて、7年間歌い続けることが出来た。デビュー時には、島民が中心となりファンクラブも結成してくれた。本当にうれしく思うし、励みになっている」と感謝の言葉を述べた。