「鹿児島県人会連合会大会」

久永さとみさんの「スラヨイ黒糖」のステージを盛り上げる奄美出身者たち

多くの参加者を前にあいさつする、加治屋勇二会長

「西郷どん」のオープニングテーマ曲を熱唱する、里アンナさん

奄美出身者も多く参加し盛況
シマ唄熱唱に大歓声

 【東京】関東鹿児島県人会連合会(加治屋勇二会長)はこのほど、渋谷区のセルリアンタワー東急ホテル地下2階「ボールルーム」で「第36回鹿児島県人会連合会大会」を開いた。約700人が集い、盛況となった。「新しい時代へ はばたけ連合会!!」のスローガンの下で、会場には鹿児島県ゆかりの人たちが懇親を重ねた。奄美出身者も東京奄美会などから多く参加した。

 県人会連合会の唄「それが故郷」の大合唱に続いて加治屋会長は、「本年は新たな元号に変わり社会全体が大きく変化する時代の始まりであり、スローガンの『新しい時代』の幕開けでもある。励ましの心の通い合う会員相互の連帯を強めながら、新しい方々を糾合し盛り上げてまいりたい」とあいさつ。来賓として、三反園訓県知事が登壇。和牛日本一の黒牛、黒豚、ブリ、カンパチなど農林水産物が素晴らしい成果を上げているなどの状況報告を含め祝辞を述べた。

 ほかに、森博幸鹿児島市長(鹿児島市長会会長)、三州倶楽部・本田勝彦会長があいさつした。大会特別演目として、錦江町出身のはなし家・三遊亭歌之介さんが鹿児島弁を交えた抱腹絶倒の一席。3月に4代目三遊亭圓歌襲名予定の歌之介さんは、先代の圓歌さんのエピソードや「奄美のハブ取り爺さん」の話をパワフルに披露、会場を大爆笑にしていた。

 続いて大河ドラマ「西郷どん」のテーマ曲に合わせて里アンナさんが登場。圧倒的な声が響き渡ると「さすがすごいね」の感想があちこちから聞かれた。アンナさんは「朝花節」「行きゅんにゃ加那」を劇中で唄った経緯を説明しながら、熱唱して大歓声を浴びていた。

 また、第二部に出演した久永さとみさんも「すらよい黒糖」をのびやかに歌い上げ、盛んな拍手を浴びていた。一方、奄美出身者たちも、アンナさん、さとみさんのステージを踊りで盛り上げ、会場全体を「奄美色」に染め上げていた。その後、盛会のうち万歳三唱で閉幕した。