青パト支援に「やる気百倍」

贈呈団体(右)から給油券を受ける青パト隊の代表者たち

奄美署で給油券贈呈式
民間企業や行政など4団体

 奄美警察署管内の民間防犯パトロール隊(青パト)の活動支援を目的とした「給油券贈呈式」が7日、奄美市名瀬の同署会議室で行われた。贈ったのは、民間企業や行政などで組織する4団体。給油券を受けとった奄美警友パトロール隊代表・玉井勝郎さんは「やる気百倍。決意新たに長続きする活動にしたい」と笑顔で話した。

 贈呈したのは、奄美地区金融機関防犯協議会、同署内企業等防衛対策連絡協議会、県遊技業協同組合奄美支部、奄美大島防犯団体連絡協議会の4団体。活動に役立ててもらおうと、長年に渡り給油券を届けている。

 同署管内には、青パト隊が10団体あり、合わせて38台の青パトを保有。地域や民間企業の有志らで構成し、学校の登下校時や啓発の意味を込めた見回りなどを続けている。

 式は、大川隆則署長は「昨年の刑法犯認知件数は戦後最小を記録。これは青パト隊がしっかりと地域に根付いた成果でもある」と日ごろの活動に感謝。贈呈団体代表の犯体協・上野和夫事務局長は「ボランティアでの支援。大変頭が下がる」と述べた上で、合計約45万円分の給油券を、各青パト隊の代表者一人ひとりに手渡した。

 玉井さんは「年間でみると大きな負担軽減。大変助かる」と話した。

 なお同署によると、2018年末までの刑法犯認知件数は、前年比約25%減となる147件だった。