ミノルカ男子会

惣菜5品を各100円で販売し、来店した市民と交流した「ミノルカ男子会」メンバーら

「昼食作らず助かった」
惣菜売り出し、交流

 65歳以上の男性の集いの場活動をしている「ミノルカ男子会」メンバーによる2回目の「惣菜売り出し」が13日午前11時から奄美市名瀬入舟町の元喫茶店「ミノルカ」(前田久江代表)で行われた。おにぎり(2個)、ポテトサラダ、野菜の煮物、イモの天ぷら、焼きうどんを各100円で販売した。開始後、次々とお客が来店し、購入した惣菜を店内で食べるお客もいて会話し、交流していた。合計81個を販売した。

 「男子会」メンバーは10人で、前田さん(75)を中心に活動してきた。元喫茶店「ミノルカ」の場所は、奄美海上保安部などが入る合同庁舎の道向かい側。「男子会」を支援してきた奄美市保健福祉部高齢者福祉課によると、「2018年度高齢者ますます元気!ふれあい生きがい支えあい支援事業補助金」の助成を受けて会場となるミノルカ店内の床の張り替え、新しい畳、机といすを購入した。玄関前に階段を造り、スロープを設置。床の張り替え作業は、「男子会」メンバーが行い、フローリングに張り替えた。

 昨年7月から月1回「男子会」を開き、趣味活動(麻雀、カラオケ、ヨガ、将棋、トランプ、昔遊び、硬い紙を使っての花瓶作り、折り紙、オセロゲームなど)やストレッチ等を企画、その後に食事を楽しんだ。「惣菜売り出し」は今年1月に初開催した。

 この日の惣菜販売については、会場に近い地域で開かれた「健康教室」などに出向き宣伝した。

 惣菜準備は、前田さん、「男子会」メンバー3人、市高齢者福祉課の女性職員らが行った。開始後40分までに13人が来店、惣菜を買い求めていた。最初に来店した女性は「昼食を作らずに済んで助かった」と話した。4人で来店した女性は一緒に店で昼食を楽しんだ。

 「男子会」メンバー3人は忙しく惣菜を準備し、販売していた。前田さんは「男性が作れないような野菜を使った料理、季節の物を使った料理を作るように心掛けている」と話した。