三越「鹿児島展」で初の紬試着体験

大島紬の試着体験に訪れた麻生さんと鯖田さんと着付けを行った森山さんと

「大島紬楽しんで」

 【東京】日本橋三越本館7階の催物会場で13日から18日までの日程で「第19回鹿児島展」が開かれている。鹿児島県などの主催で、奄美からの協力は(一社)奄美群島観光物産協会のほかに本場奄美大島紬協同組合が初の出展者に。大島紬の試着体験が土・日限定で行われる予定で、16日は大島紬試着体験者5人が訪れ好評を集めていた。

 奄美群島からの出展・出品者は、▽食品部門で菓子・スイーツで「それいゆふぁーむ」、黒糖や白ゴマの喜界島「南村製糖」▽食料雑貨では「奄美物産ハブセンター」から徳之島産黄金生生姜粉末やハブの姿焼き、初出品の沖永良部島「えらぶ屋」のきび酢ときくらげ▽惣菜は与論島「とおとぅがなし」のもずく天ぷら▽焼酎は徳之島「奄美酒類」の『奄美』や『古玄泉』▽化粧品からは「アーダン」が参加した。

 工芸部門からは大島紬が圧倒的に多く「はじめ商事」「大島紬ホズミコレクション」そして試着体験で人気を集めた「本場奄美大島紬協同組合」も出展。衣類では「肥後染織 夢しぼり」の泥染め小物・洋服、「革工房One」の泥染めレザー、「南舟」のマベパールアクセサリー、与論島「貝工房かざはな」が貝アクセサリーの実演販売などを行っていた。

 会場は圧倒的に鹿児島の物産が多いが、初の試み大島紬の試着体験などが行われ、奄美出身の麻生リタさんと鯖田伸さんは2人で大島紬を試着、「奄美の宣伝のためにも日本橋界隈を歩きます」と自ら宣伝して歩いていた。

 初めて本場奄美大島紬協同組合から着付けに訪れた森山桃子さんは、「とてもいい企画なので、明日もきっと、忙しいと思います。たくさんの人に大島紬を楽しんで欲しいです」とPRにいそしんでいた。

 また、バラに龍郷柄の白大島で訪れていた興ほずみさんは「大島紬の試着体験があるので、白大島にしました。とてもいい企画なので、もっと宣伝して欲しいですよね」と語っていた。

 17日も試着体験は開かれる。