子ども博物学士講座閉講式

10組15人が研究発表した「龍郷町子ども博物学士講座閉講式」

生き物調査を工夫し発表
12人に皆勤賞授与 龍郷町

 龍郷町子ども博物学士講座(町教育委員会主催)の最終講座と閉講式が16日、町生涯学習センターりゅうがく館講堂で開かれた。10組15人の児童が講座で学んだ野鳥、蝶、魚介類など生き物をテーマに調査したことを工夫を凝らして研究発表し、参加した保護者や来賓から大きな拍手を受けた。2018年度は7回講座を予定していたが、1回は天候不良で中止となった。閉講式では、全6回全てに参加した児童12人に皆勤賞を授与し、副賞の図書券を贈った。最終講座では、児童、保護者35人がフクギを使った草木染め体験を楽しみ、世界で唯一のハンカチを作った。

 各テーマで行った10組15人による研究発表は▽德重音葉さん、姫野千葵さん、横嶋彩葉さん(円小)「奄美の野鳥」▽姫野楓雅君、圓山結礼さん、德重隆成君(円小)「奄美の野鳥」▽内野灯さん(龍郷小)「秋名の野鳥」▽内野歩さん(龍郷小)「アサギマダラのマーキング活動」▽岩崎想君(龍郷小)「奄美の野鳥」▽山口大虎君(戸口小)「古代の奄美にタイムワープ」▽宮山來三君(戸口小)「ルリカケス」▽前田波音君(戸口小)「リュウキュウアユ」▽髙優一郎君(大勝小)「海」▽石原充葵さん、石原知佳さん(大勝小)「ルリカケス」―の順で行われた。

 各発表者は、調べたことや動植物を紙に描き、鳥などの写真や絵をパソコンに取り込み発表し、マイクを使う児童もいた。クイズを出したり、方言を使う発表者もいて会場の笑いを誘った。発表者には認定証、エコバッグ、図書券を贈呈した。

 碇山和宏教育長は「6回の講座に児童生徒が延べ280人、保護者が延べ152人の合計432人の参加があった。工夫を凝らした研究発表は本当に素晴らしかった。探究心旺盛でうれしく思う」と講評した。

 草木染め体験では、県立奄美少年自然の家研修主事の田之上由美さん、稲田浩二さん、南司さんらが講師を務めた。

 【皆勤賞】圓山結礼(円小)、髙優一郎(大勝小)、松田こはる(赤徳小)、内野灯(龍郷小)、内野歩(龍郷小)、岩崎想(龍郷小)、宮崎誠一朗(龍瀬小)、武田姫奈子(龍瀬小)、宮崎蒼(龍瀬小)、山口大虎(戸口小)、宮山來三(戸口小)、前田波音(戸口小)(敬称略)