関東西古見会が国会見学会

関東西古見会が国会見学会

参加者に世界自然遺産登録などについて説明する、金子万寿夫衆院議員

国会議事堂を背に、笑顔で記念写真に収まる参加者たち

赤じゅうたん感触に驚嘆
金子衆院議員の計らいで実現

 【東京】関東西古見会(松元隆史会長、茂雄次幹事長)はこのほど、千代田区永田町の国会議事堂で見学会(衆議院)と昼食会を開催した。参加者たちは初めて踏みしめる赤じゅうたんの感触に驚き、上方からの光線を入れた吹き抜けなど歴史を感じさせる施設を興味深く観察していた。

 見学会に参加したのは34人。「2年前に企画したことがあったが、選挙があったためにこの日になりました。とにかくいい天気でよかった」とは松元会長。瀬戸内町西古見集落出身の金子万寿夫衆院議員=自民党=の計らいでかなっただけに、満足げだった。

 衆議院第一別館に集まった参加者は、パンフレットと通行証を受け取り、金子議員の菊池由美子秘書の案内で、国会議事堂の中へ。細かい細工が施されたエレベーター、赤じゅうたんを足下に感じながら、衆議院議場の傍聴席では議会の説明を受けた。

 また、各所にあるステンドグラスなども見て回った。中でも、総ひのき造で、壁やじゅうたん、いすの細部まで最高級の材料と職人の技が結集した天皇陛下の御休所=ごきゅうじょ=では、感嘆の声が聞かれた。

 会期中とあって、少し張り詰めた空気感の中で、見学は進んでいった。東京瀬戸内会の昇三治顧問は、「東京奄美会に60年以上関わっているが、見学会は記憶にない。とってもいい企画だね」と目を細めていた。

 およそ50分間の見学を終えた参加者は、国会議事堂を背景に、自民党の森山裕国会対策委員長も加わり記念写真を撮影。その後、議員食堂で昼食もいただき、売店に立ち寄り解散の途についた。金子議員は、「故郷の人たちをこうした形で案内するのは、おそらく初めて。うれしいものですね」。厳しい国政への対応とは対照的に、目尻を下げていた。