ブルーインパルス展示飛行に歓声

迫力ある航空ショーで見物客を楽しませた6機編隊のブルーインパルス


家族連れら大勢の見物客でにぎわった名瀬港長浜地区の観光船バース


巧みなアクロバット飛行で青空に大きな円を描いた(奄美市名瀬おがみ山、西康範さん撮影)

「迫力あり最高だった」
名瀬港上空で航空ショー

 奄美市名瀬大熊地区での陸上自衛隊「奄美駐屯地」の開設を記念して31日、防衛省航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」(6機編隊)が名瀬港上空で展示飛行を披露した。名瀬港周辺には大勢の見物客が訪れ、約10分間の航空ショーを楽しんだ。

 名瀬港長浜地区の観光船バースには、開始前から多数の自動車が並び、家族連れら大勢の見物客が訪れ、にぎわっていた。展示飛行本番は午後0時30分すぎに始まり、6機編隊が姿を現すと待ちわびた見物客から歓声が上がった。見物客の視線は進行方向へと移動しながら6機を追い、スマートフォン、カメラ、ビデオカメラで撮影する人の姿も見られた。東側の上空で円を描くアクロバット飛行も披露した。

 奄美大島各地、島外からの見物客もいた。大和村今里から家族3人で来たという男性(57)は「迫力があり、最高だった」と笑顔で話し、新年度に小学1年生になるという女の子は「大きな丸を作り、すごかった」と感想を話した。

 名瀬港周辺の道路は開始1時間以上前から渋滞となり、終了後も渋滞が続いた。