池袋でマリンダイビングフェア

「アマミホシゾラフグが作る〝ミステリーサークル〟とは?」のセミナーには多くの参加者が訪れていた

 


アマミホシゾラフグのミステリーサークル

 


「ぐーんと奄美」の出展ブースの様子

 

 

〝ミステリーサークル〟も紹介
奄美のダイビング関係者PR、盛況

 

 【東京】「第27回マリンダイビングフェア2019」が、池袋サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO文化会館2階で5日から7日まで開かれている。このイベントに「ぐーんと奄美」(一般社団法人奄美群島観光物産協会)も4度目の参加。合計10社の奄美群島ダイビング関係業者が島々のPRに務めていた。

 6日は奄美でしか見られない「アマミホシゾラフグが作る“ミステリーサークル”とは?」のテーマでセミナーを開催。立見席も出るほどの盛況ぶりで、案内を続けている鈴木貴大ネイティブシー奄美チーフインストラクターと高見優平PADIインストラクターが、同種の生態やミステリーサークルのでき方を説明した。

 二人が観察してきたデータによると、3月から作り始め、8月いっぱいまで産卵場所のミステリーサークルが見られること、北と南では潮回りによってサークルの作り始めや完成まで違いがあることなど紹介。初心者には南での見学を勧め「奄美は美しいウミウシや奄美でしかできないザトウクジラとのホエールスイムなど年間通して魅力あるところ。ぜひ、おいでください」と声をかけていた。

 会場には、奄美でしか見られないアマミホシゾラフグに出会いたい都会の人も訪れており、この5月に出会えたらと奄美訪問を楽しみにしている埼玉出身の男性は「奄美に行く前にフグの生態などが聞けて良かった」と心待ちの様子だった。

 また、会場に出展していた里井大起ネイティブシー奄美支配人は、
自身は奄美でダイビングなどを経験したことがなく、東京で経験して帰省して支配人に。

 ダイビングの経験のない地元の赤徳中学校の生徒たちに指導していくなどの活動を行っており、「今後奄美でのダイビング人口は伸びていくと思う。その予感を感じる。奄美の海の楽しさを伝えたい」と語り、奄美群島広域事務組合の島崎秀太さんも「奄美はLCCのおかげで入込み客が多い。マリン関係は今後の集客力につながるもの」とPRに努めていた。