オープンガーデンにぎわう

オープンガーデンにぎわう

にぎわった「第1回たつごうてくてくオープンガーデン」会場

龍郷町で第1回 喜界、徳之島からの来場者も
11カ所庭巡り、14日まで

 龍郷町内の個人宅11カ所の庭を公開する「第1回たつごうてくてくオープンガーデン」(同実行委員会主催)が13日から始まった。14日まで開催。庭主が丹精込めて育てた花々が咲き乱れ、いろんな花鉢が配置されている庭や、芝生や休憩場所がある庭を見学し、にぎわっていた。来場者は、庭主に花の育て方や肥料などについて質問した。バスツアーには、喜界島や徳之島からの参加者もいた。公開時間は午前10時~午後5時。主催者は「マナーを守って見学してほしい」と呼び掛けている

 ガイドブック付きのパスポート制で、入場料は大人300円、高校生以下は無料。パスポート販売場所は、龍郷町の島育ち館、ビッグツー、川元石油店の3カ所と各庭主の自宅でも販売している。バスツアー予約は終了した。

 11カ所の庭の場所を示す簡略地図、庭の写真、庭に関する簡単な説明書きがガイドブックに書かれている。

 公開した11カ所の庭は①川元香月さん宅(大勝)②得かち子さん宅(浦)③重原義和さん宅(浦)④松田秀樹さん宅(浦)⑤永元冨佐恵さん宅(玉里)⑥平島佐津代さん宅(瀬留)⑦藤田はつ江さん宅(芦徳)⑧池勝子さん宅(芦徳)⑨森謙二さん宅(芦徳)⑩里井つとよさん宅(芦徳)⑪里見いずみさん宅(赤尾木)。

 初日、バスツアー客27人を乗せたバスは、1番目の川元さん宅の庭見学から始まり、11カ所を巡回した。車で巡回した人々は、ガイドブックを参考にしながら巡っていた。来場者は「種から育てているのですか、苗から育てているのですか」「どんな肥料を与えているのですか」「花が咲く時期を考えて種を買っているのですか」―などと質問していた。手入れが行き届いた庭を見て感心する人もいた。

 花鉢の多くには、花の名前が分かるように名札が立てられ、来場者の中には、好みの花や庭をカメラ、スマートフォンで撮影する人がいた。「イベントに合わせて40~60以上の名札を作った」(庭主)。

 全体的には女性の来場者が多く、「名瀬から友人3人で来た」と話す人もいた。

 この日は暑く、冷えた麦茶、黒砂糖、お菓子で来場者をもてなす会場があった。