圧巻のパフォーマンスに喝采

圧巻のパフォーマンスに喝采

迫力あるパフォーマンスで満員の客席を沸かせた「DRUM TAO」の奄美公演

TAO4年ぶり6回目の奄美公演
迫力の和太鼓と現代技術駆使

 国内外で活躍する和太鼓パフォーマンス集団「DRUM TAO」の奄美公演(㈲ムラタ薬局主催)が13日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。島内外から約1500人が来場。迫力ある和太鼓などの演奏と、現代技術を駆使した圧巻のパフォーマンスに、拍手喝采が贈られた。

 TAOは1993年に愛知県で結成。2004年以降、世界26か国で公演し、観客動員数は累計800万人以上。現在も国内外で年間約500回の公演を行っている。今回は「RYTHM of TRIBE~時空旅行記~」の国内外最後の披露。同作品では和楽器の演奏のみならず、セグウェイでの登場など現代技術が使われる場面も多々あった。

 奄美での公演は今回が4年ぶり6回目で、会場はファンで超満員に。同社の村田久典代表は「世界のTAOを目で見て、耳で聴き、心・体で感じてほしい」とあいさつした。

 曲目の間にはハト(指笛)が響き、ユーモラスなシーンでは笑い声が会場を包んだ。演目が終わった後、出演者らが、「時空旅行記の最後の公演が奄美でできて良かった。また奄美に帰ってきたい」とあいさつ。アンコールでは、出演者が客席に降り、観客を巻き込みながら終幕を迎えた。

 鑑賞した龍瀬小4年生の平田満輝君(9)は「自分の心臓の音かと思ってしまうぐらい音が響いてきた。ハイテクなパフォーマンスも面白かった。また見たい」と満足げに語った。