自転車盗難防止モデル校に

自転車盗難防止モデル校に

向原昭仁署長(手前)から指定書を受け取る生徒代表の西田喜信さん(奥)=知名町=

二重ロック徹底を交付書とワイヤー錠贈る

 【沖永良部】沖永良部署は17日、知名中学校(神田良文校長)を「自転車盗難防止モデル校」に指定した。モデル校の指定書とワイヤー錠を学校に贈呈した同署の向原昭仁署長は「管内でも自転車の盗難被害が発生しているが、全ての自転車に鍵をしていなかった」と述べ、二重ロックの徹底を呼び掛けた。

 駐輪時の鍵掛けの励行により、自転車盗難の防止につなげようと実施。知名中の生徒数は125人で、そのうち約80人が自転車で通学している。

 同校体育館で行われた交付式では、向原署長から生徒を代表して西田喜信さん(3年・14)に、モデル校の指定書とワイヤー錠が手渡された。

 続いて、山元莉海さん(同・14)が自転車の盗難防止に向け▽自転車に防犯登録をする▽駐輪時は施錠する▽路上や空き地に駐輪しない―などの事項を実践すると宣言した。

 式後、交通安全教室を開き、講師を務めた署員は「横断歩道を渡るときは、自転車から降りて押す」「一時停止の標識では必ず止まる」などと説明したほか、ブレーキやタイヤなど各部位の安全点検の仕方を指導した。

 山元さんは「生徒のほとんどが自転車で通学しているので、ルール違反や鍵のかけ忘れがないよう、みんなで気を付けたい」と話した。