ファミリーサポートセンター利用を

ファミリーサポートセンター利用を

子育て支援を行っている奄美市ファミリーサポートセンター(奄美市名瀬幸町)

奄美市、連休期間中の子育て支援で

 奄美市は、10連休となる今年の大型連休期間中、仕事などのため、子どもを預けるところを探している市民に、「奄美市ファミリーサポートセンター」(奄美市名瀬幸町)の利用を呼び掛けている。同センターは、市の委託を受け、未就学児や児童の一時預かりなどの支援を行っている。ただ、利用には、事前の登録と予約が必要なため、同センターは「直前になって申し込んでも支援できない場合もある。できるだけ早めに相談に来てほしい」と呼び掛けている。

 ファミリーサポート事業は、育児支援を希望する人と、援助できる人が地域で助け合う会員組織の有償ボランティア。サポートを利用できるのは、生後2カ月から小学6年生までの子どもがいる世帯で、同センターに利用を申し込むと、支援できる会員を紹介してもらえる。利用には1時間600円~700円が必要となる。

 同センターには現在、支援を希望する「利用会員」353人、支援を行う「サポート会員」149人が登録。会員同士のニーズに合わせ、保育園や学習塾などの習い事送迎や一時預かりといった育児支援に関する連絡・調整を行っている。

 2015年の事業開始以降、会員数、利用件数ともに徐々に増えている。しかし、連休中の利用に関する問い合わせはほとんどなく、連休中の利用希望者は、17日現在、5月3、4日の1人のみ。

 活動に関する市民の認知度は低い現状に、同センターの木下章子アドバイザーは「サポート会員の多くは、50~60歳代の育児経験のある女性で、センターが実施している講習も受けている。安心して預けられるので、あまり難しく考えず、まずは相談してほしい」と話す。

 同事業に関する問い合わせは同センター(電話0997―69―3710)まで。