24日、フラワー都市集まる

笠石海浜公園のユリ園を清掃した役場職員ら(提供写真)=14日、和泊町=

まもなく見ごろを迎える笠石海浜公園のユリ=18日、和泊町=
 

和泊町で交流協総会 職員総出で清掃活動
シンボルフラワーの「ユリ」、まもなく見ごろ

 【沖永良部】今月24日に和泊町で開催されるフラワー都市交流協議会の総会を前に、同町役場職員組合と課長会(遊和会)のメンバー約70人が14日、同町笠石海浜公園のユリ園などをボランティアで清掃した。総会には、全国8都市から200人以上が来島する。

 笠石海浜公園のユリ園には、毎年、テッポウユリの球根約2万球が植えられ、4月下旬から見ごろを迎える。

 この日は、ユリ園のほか、総会の開催に向けて植栽した県道沿いのユリ畑や、西郷隆盛上陸の地がある伊延港から和泊港までの道路沿いの清掃を行った。

 ユリのほ場に入った参加者らは、膨らんだつぼみを傷つけないように注意しながら、畝間の雑草を丁寧に刈り取っていった。

 同町企画課の皆吉泰智課長は「町では、『花づくり』を町民四大運動の一つに掲げている。フラワー都市交流を機会に、より一層花と緑であふれる町づくりを進めていきたい」と話した。

 フラワー都市交流協議会は、全9都市で構成。総会は加盟市町が毎年持ち回りで開催している。

 20、21日の両日は、フラワー都市の特産品を集めた物産展(場所、和泊町Aコープ)も開催される。

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 町のシンボルフラワーの「ユリ」も準備万端だ。笠石海浜公園に植えられたユリは順調に生育し、大きくなったつぼみは今にも咲き出しそうになっている。

 同町では、今年に入り物見台を整備。見ごろになれば、赤土と畑一面に広がる真っ白なユリの花のコントラストがより楽しめる。

 暖かな陽気に包まれた18日、重なるつぼみの合間からユリの花が見え始め、海風に乗ってほのかに甘い香りも漂うようになった。

 24日には満開となり、フラワー都市のメンバーを迎えるだろう。