伝統の「古北戦」競技・応援に熱

伝統の「古北戦」競技・応援に熱

白熱した戦いが繰り広げられた古北戦

 

スポーツ通し北と南で親睦
大島北高、古仁屋高

 

 奄美市笠利町の大島北高校(下髙原涼子校長、全校生徒115人)と瀬戸内町の古仁屋高校(重吉和久校長、全校生徒98人)は25日、同市の名瀬運動公園総合体育館で、スポーツ交歓会「古北戦」を行った。奄美大島の北と南から集結した両校生徒らはスポーツに汗を流し、学校内外の親睦を深めた。

 15回目となった今回のテーマは「平成最後の古北戦~思い出を胸に令和を生き抜け~」。今回は学年代表が出場する綱引きとドッジボールの2種目と女子バレーボール部員らによる部活動対抗戦で交流。開会式で両校代表の生徒は「それぞれの高校の団結力と両校の友情を築くため、すべての種目を全力で戦い応援することを誓う」と声を合わせ選手宣誓した。

 競技が始まると出場選手らが円陣を組み気合入れ。応援する生徒らは色を揃えたメガホンやお手製の鳴り物でそれぞれの学校に熱いエールを送った。

 両校とも体育の授業を通し、練習を重ねてきたということで、大島北高1年の勝島咲苑さん(15)は「活躍する先輩の姿がかっこいい。応援に力を入れたい」。古仁屋高校2年の屋崎隼作さん(17)は「自分の学年は去年負けたので、絶対に勝ちたかった。綱引きで勝つことができてうれしかった」とそれぞれ語った。