沖縄県・鹿児島県中学バレー強化交流大会

沖縄県・鹿児島県中学バレー強化交流大会

公式戦形式の強化試合も。沖縄県・鹿児島県中学校バレーボール強化交流大会=3日、徳之島町体育センター

ハードメニューで交流
公式戦形式の練習試合も

 【徳之島】第14回沖縄県・鹿児島県中学校バレーボール強化交流大会(徳之島中学校バレーボール部後援会主催)が1日~4日まで、徳之島町体育センターと亀津中体育館で行われている。両県の9チーム(11校)の男子部員ら計118人が参加。連日の強化練習や公式戦形式の練習試合などハードな日程で汗を流し、友情も深め合っている。

 バレーボールを通して中学生らしいさわやかな人間形成、各チームのレベルアップのための課題克服、隣県同士の交流―などを目的に毎年、大型連休中に徳之島町で開催。今年は、沖縄県から浦添市立神森、沖縄尚学、緑風学園久志の3チーム、奄美群島からは赤木名、知名・田皆、和泊、面縄・犬田布、東天城、亀津の6チームが参加した。

 会場は同体育センターと亀津中体育館を使用。島外チームの船便到着時間にも配慮。連日、レシーブやスパイクなど合同練習、総当たりの練習試合も消化。3日はユニフォームを着用、公式戦形式の強化交流大会(リーグ戦)でも実力ランキングを競い合った。

 沖縄尚学(那覇市)2年生の儀保歌音=かおと=選手(13)は「沖縄では練習試合など練習時間が少なかった、参加できてうれしい。こちらのチーム(奄美勢)はセンター攻撃が多く、当初はブロックが追いつけなかったが、じょじょに役に立ってきた」。

 強化交流大会実行委員会の前垣内勇作委員長(37)=亀津中監督=は「県を越えていろんなチームと対戦交流し、経験を積む良い機会になっていると思う。沖縄側もこの合宿を楽しみにしている。情熱を持って頑張ってこられた指導者や後援会の方々のおかげであり、絶やさないように頑張りたい」と話していた。