「人権の花」運動開校式

「人権の花」運動開校式

「人権の花」運動開校式に参加した児童と関係者ら=知名町の上城小学校=

命の大切さ学んで
知名町上城小 ヒマワリの種贈呈

 【沖永良部】花を育てることで命の大切さを学ぶ「人権の花」運動開校式が8日、知名町立上城小学校(松永貢校長 児童数16人)であった。人権擁護委員の2人が学校を訪れ、人権の花に指定されているヒマワリの種を子ども達に手渡した。

 法務省による取り組みの一つ。小学生を対象に1982年度から行われている。

 開校式で松永校長は「ヒマワリには『あなたは素晴らしい』という花言葉がある。この運動で学んだことを友達や地域の人に伝えてほしい」とあいさつ。

 人権擁護委員の伊井清勝さんが「みんなで協力して愛を込めて育ててください」と呼び掛け、1年生の稲江鈴さん(6)にヒマワリの種を手渡した。

 鹿児島地方法務局奄美支局長のメッセージを読み上げた同委員の園田公子さんは「花を育てる中で、優しい心や思いやりの心を育み、相手の気持ちを考えられる人になってください」と伝えた。

 児童を代表して6年生の神崎太郎さん(11)は「ヒマワリのように明るく、前向きに学校生活を送りたい」と語った。

 式では、知名町のマスコットキャラクター「ちなボー」も登場し、人権イメージキャラクターの「人KENまもる君」・「人KENあゆみちゃん」のバルーン人形と、「ちなボー」グッズが子ども達にプレゼントされた。